シンガポールに対して近代国家、ゴミをポイ捨てしたら罰金なクリーンな都市と言うイメージを持っている人は多いと思いますが、高層ビルが立ち並ぶのは中心部、シティやマリーナエリアだけで、ちょっと郊外へ出ればどこにでもある普通の東南アジアです。
ゲイラン、チャイナタウン、リトルインディアには政府公認のアレもあったりしますし、オーチャードにはアレが集まるバーがあったりもします。
そんなシンガポールのアレがどんな雰囲気なのか気になったので徘徊してきました。
チャイナタウン
チャイナタウンのアレはKeong Saik Rd(ケオンサイクロード)に3軒だけあります。
チャイナタウンのアレと一般的には言われていますが、立地的にはSMRTのChinatown(チャイナタウン)駅よりもOutram Park(アウトラムパーク)駅の方が近いです。
Keong Saik Rdはこの写真だと路上駐車が多くて良くわかりませんが、飲食店や商店が軒を連ねている通りとなっています。
アレの入り口です。
8下と言うのが政府によって公認されたアレに対する認可番号みたいな物でしょうか。
隣の隣のドアの上にも同じ様な赤い文字で6-Aと6-Bと数字がありました。
3軒しかアレの入り口を発見することは出来ませんでしたが、8と言う数字がある以上以前はもっと多くのアレがあったのでしょう。
8下には裏口もありました。
ケオンサイクロードは人通りもそれなりにありますし、ホーカー的な飲食店にはテラス席もあって人目につきやすいですから、利用する人にはこの裏口はありがたいですね。
ドアが開いていたのでチラッと中を覗いてみたらご高齢な方が3人でお茶をしていました。
ゲイラン以外は年齢層がかなり高いみたいです。
リトルインディア
リトルインディアには2つのアレな通りがあり、ひとつはDesker Road(デスカーロード)近くの通りで、もう一つはPetain road(ペタインロード)です。
どちらもSMRTのLittle India(リトルインディア)駅よりもFarrer Park(ファーラーパーク)駅の方が近くなります。
デスカーロード近くのアレはこの細い路地にあります。
Serangoon Rd(セラングーンロード)側から見るとこんな感じです。
とても細いので見つけづらいかもしれません。
一目ででアレだとわかる色の電灯が入り口についています。
赤い数字で76と書かれているのが認可番号でしょうか?
チャイナタウンのアレに比べると非常に雑です。
通り過ぎる時に中を少し覗いてみたのですが、かなりご高齢と思われる方が数人椅子に座っていました。
ドアが閉じたままの建物が多く、営業しているのは3軒くらいしかありませんでした。
通りには1軒だけアレなグッズを売っているお店もありました。
ペタインロードはファーラーパーク駅に直結したショッピングモール、City Square Mall(シティ・スクエア・モール)の直ぐ裏手にあります。
この細い通りにある建物はすべてアレで、写真には人が全く写って無いですが人の往来はかなりありました。
(写真を撮るタイミングがなかなかありませんでした)
ドアの右上にある24という赤い数字と、奥からの怪しい光がアレである事を物語っています。
建物の中には小部屋がたくさんあり、広い建物で10部屋くらい、狭い建物で5部屋くらいで、そこにアレが待機している。
アレはデスカーロード付近のアレに居た人に比べれば少し若い感じはしますが、やはりアレである。
ゲイラン
シンガポールのアレのメインはやっぱりGeylang(ゲイラン)です。
アレの数は圧倒的に多いですし、街全体が少し怪しいオーラを放っています。
SMRT EastWestLineのAljunied(アルジュニード)駅かKallang(カラン)駅が最寄りとなります。
どちらの駅から歩いて行ってもそれなりに楽しめると思います。
アルジュニード駅
カラン駅
チャイナタウンやリトルインディアのアレは路地でひっそりと営業していたのですが、ゲイランのアレは堂々と営業しています。
全部で50軒くらいでしょうか?
ゲイランにはアレの他にKTVと言う日本のキャバクラみたいなのもたくさんありました。
連れ出せる奴なのかどうかは僕はわかりません。
アレなグッズを売っているお店も数軒ありました。
交差点の所には露天商が出てジャンク品のバイアグラみたいな物を売っていました。
シンガポールって実際に来るまでこんなの無いイメージだった。
違法賭博(シックボー・大小)をしている一角は凄い人で賑わっている。
シンガポールにはカジノがあるのだからそっちへ行けば良いのにと思うのだが、カジノに入れない人と言うのも一定数いるらしく、そういう人達が集まっているのかもしれない。
(シンガポール市民と永住者はカジノを利用する際に入場料が掛かりますが、違法賭博をしている人たちは市民や永住者じゃなさそうです)
シンガポールでは男性間の性行為は違法と定められており、最長2年間の拘禁刑となるのですが、GAY WORLD HOTELなんて物がゲイランにはありました。
ローカルフード
ゲイランはただ怪しいエリアなだけでなく、ローカルフード店が充実しているので、アレが目的で無い人でも行く価値はあると思います。
シンガポールのジュロンという地区には養殖場もあり、カエルはローカルで日常的に食べられています。
僕は食べた事無いですが、ゲイランではおかゆが有名みたいです。
米の麺の上に牛肉の餡をかけたBeef Hor Fun(ビーフ・ホーファン、牛肉河粉)と言う料理。
あんまり美味しく無くて残してしまった…。
泥水の様なヴィジュアルのこれは元々はマレーシア料理と言われているバクテー(肉骨茶)です。
胡椒の効いたスープが非常に美味しく、飲み過ぎた次の日の朝ごはんにちょうどいい。
ゲイランで飲めるアルコールは瓶ビールくらい。
冷えていないビールに氷を入れて飲むお店もありました。
行った事は無いんだけど、ゲイランで一番有名なレストランはたぶんノーサインボード。
チリクラブを庶民価格でたくさん食べられるから人気っぽい。
オーチャードロード
シンガポールにはゲイランなどのアレだけでなくアレなバーも存在します。
しかもそれがあるのはハイブランドのショップが立ち並ぶオーチャードロードです。
アレが入居するオーチャードタワーと言うビルの前は深夜になるととても雰囲気が悪い。
女性のみの観光客グループは近づかない方が良いでしょう。
ビルの中にはアレがたくさんいました。
アレなバーの中で飲んだビールは13.5SGD。
当たり前だけどホーカーで飲むよりずっと高い。
ビルの中には24時間営業のホーカーがあったのでホッケンミーを頂いてみたり。
これも普通のホーカーに比べると割高でした。
オーチャードタワーの他にもアレなバーはあって、しかもそれは高級ホテルのグランドハイアットの地下にある。
・グランドハイアット シンガポール
https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/182946/182946.html
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